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15. Keymaps

キーマップはコマンドとイベントを関連づけるのに使われます。イベントが発生 すると関連づけられたコマンドがみつけられ評価されます。キーマップは単に第 一の要素がシンボル keymap であるリストです。

Function: keymapp arg
arg がキーマップとして使えわれていれば t を返します。

Function: make-keymap
新しく生成された空のキーマップを返す。

Function: bind-keys keymap &rest bindings
0 かそれ以上のキーバインディングをキーマップ keymap に入れて keymap を返します。

各バインディングは bindings のリストの中の二つの要素で定義され、最 初[の要素]は入力イベントの名前[もしくはそのイベント自身]を定義し二番目 [の要素]はそのイベントに関連づけられるコマンドを定義します。

二つのキーをキーマップ keymap でバインドする、例えば、イベント C-f をコマンド foo にイベント C-b をコマンド bar にバインドするには次のようなフォームを使います。

 
(bind-keys keymap
 "C-f" 'foo
 "C-b" 'bar)

Function: unbind-keys keymap &rest keys
イベント keys(これらはイベントの名前かオブジェクト自身の名前) のバ インドをキーマップ keymap から消去します

Function: search-keymap event keymap
キーマップ keymap 内のイベント event に対するバインディング を検索します。もしバインディングがみつかればコンスセル (command . event) を返します。

いくつかのあらかじめ定義されたキーマップが常に利用できます:

global-keymap
どこでもアクティブなバインディングを含むキーマップ

window-keymap
クライアントウィンドウがフォーカスされているときにアクティブなバインディ ングを含むキーマップ

root-window-keymap
ポインタが root ウィンドウにあるときにアクティブなバインディングを含むキー マップ

title-keymap
border-keymap
ウィンドウフレームの境界にあるときにアクティブなキーマップ

close-button-keymap
iconify-button-keymap
maximize-button-keymap
menu-button-keymap
ウィンドウフレームの標準的なボタンにあるときにアクティブなキーマップ



This document was generated by SATO Satoru on October, 28 2000 using texi2html