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20. Session Management

Samfish は X のセッション管理プロトコルを完全に統合してサポートします。 また、このサポートはすべての Lisp モジュールが個々のウィンドウ状態を保存、 再読み込みできるように拡張できます。

こうする方法は二つあります。もしモジュールが単に個々のウィンドウのプロパ ティリストのプロパティの値を保存、復元(すなわちそれらの値は window-put を通じて設定される)したいだけならば、次の関数が使えま す:

Function: sm-add-saved-properties &rest properties
セッション毎にすべてのシンボル properties が保存、再読み込みするよ うにします。

もし Lisp モジュールでこの方法を使うとセッションの再読み込み時に再読み込 みされたプロパティに働く add-window-hook を関数に加えることができ ます。

ウィンドウの plist [プロパティリスト]に直接保存できない、より複雑なウィ ンドウプロパティについては二つのフックが使えます:

Variable: sm-window-save-functions
関数のリストで、各関数が個々のウィンドウの状態の保存時に呼ばれます。各関 数は引数(ウィンドウ)と共に呼ばれ、状態ファイルに保存される連想リスト要素 を返します(そういうわけで、文法が適切で読み込める値だけを含めることがで きます)。

Variable: sm-restore-window-hook
ウィンドウの状態の復元時に呼ばれる関数のリスト。各関数は引数 (window alist) と共に呼ばれ、alist はウィンドウ について保存される状態を定義する.

各関数は保存されるプロパティを探し、その値に依存した何らかの働きをするべ きです。

また次のフックも呼ばれます。

Variable: sm-after-restore-hook
保存されたセッションを読み込むときに呼ばれるフック



This document was generated by SATO Satoru on October, 28 2000 using texi2html