sawfish をソース(.tar.gz)からコンパイル

これは(おそらく)勇敢な人向けです。多くの人がソースからコンパイルするとよりバイナリを最適化されて速くなるということを主張しています。その他の人々はそれ(ソースからコンパイルする)は RPM や DEB のようなパッケージシステムによって十分に時代後れになっていると結論づけています。

最初にここから .tar.gz ソースをダウンロードします。

次にそれを展開します。

                   $ tar -zxvf sawfish-0.33.tar.gz

そしてそのディレクトリに入り、configureスクリプトを実行します。多分configureスクリプトのいくつかのオプションを知りたいでしょう。

                   $ cd sawfish-0.14/
                   $ ./configure --prefix=/usr

sawfish にはこれらの標準的なオプションに加えていくつかのより高度なオプションがあります。

configureオプション

--enable-capplet

GNOME コントロールセンターアプレットをコンパイルし、インストールします

--enable-readline

sawfish-clientにおけるとても便利なコマンド行編集機能を有効にします

--with-gdk-pixbuf

sawfish は通常画像の処理に Imlib ライブラリを使用しますが、このオプションによって Imlib でなく gdk-pixbuf という画像処理ライブラリを使用するようになります。

もしconfigureの間に何らかのエラーが起きたら、それはあなたのシステム内に何か古いバージョンのライブラリがある可能性があります。その場合はそのライブラリを探してアップデートして下さい。

configureスクリプトが終了したら生成された Makefile をみつけてコンパイルを始めます。私はコンパイルオプションとしてCFLAGS=-O2を使っています。これはgccに最適化レベル 2 でコンパイルするように指示します(ほとんど安全だと思いますがもし何か問題があるようなら指定しないでください)。

                   $ make CFLAGS=-O2

もし何か問題が起きたらコンパイルエラー情報を sawfish のメーリングリストにメールして下さい。

コンパイルが終ったらバイナリをインストールします。これは root で行なって下さい。

                   # make install

以上です。もしすべてうまくいったなら librep についてはインストール終了です。残りのライブラリについても同様です。