OpenPGP副鍵のプロパティ

各OpenPGP鍵は、署名のみに利用される単一の主鍵を持っています。副鍵は、暗号化や署名にも利用されます。この方法では、副鍵が危険にさらされているような場合には、主鍵を失効する必要はありません。

ID

これは、副鍵の識別子です。

種類

副鍵の生成に利用する暗号化アルゴリズムを指定します。DSA鍵は署名のみ可能で、RSA鍵は署名か暗号化に利用できますが、ElGamal鍵は暗号化にのみ使えます。

生成

鍵が生成された日付を示します。

有効期限

鍵がもはや使えなくなる日付を示します。

状態

その鍵の状態を示します。

強度

鍵の長さをビット単位で示します。一般的に、鍵の長さが長ければ長いほどより安全です。

長い鍵は、弱いパスフレーズの使用を補うのに十分ではありません。

6.1. 副鍵の追加

鍵に副鍵を追加するには、副鍵セクションの追加ボタンをクリックしてください。

上記の手順に従った後、内容を埋めるためにダイアログが表示されます。その項目は、以下の通りです。

鍵の種類

副鍵を生成するのに利用する暗号化アルゴリズムを指定します。

DSA

Digital Signature Algorithm (DSA)を利用して副鍵を生成します。この副鍵は、署名のみ可能です。

ElGamal

ElGamalアルゴリズムを利用して副鍵を生成します。この副鍵は、暗号化のみ可能です。

RSA

Rivest-Shamir Adleman (RSA)アルゴリズムを利用して副鍵を生成します。この副鍵は、署名か暗号化に利用できますが、二つの異なる副鍵を生成する必要があります。

鍵の長さ

鍵の長さをビット単位で示します。一般的に、より長い鍵はより安全です。

有効期限

鍵がもはや使えなくなる日付を示します。

6.2. 副鍵の有効期限の変更

副鍵の有効期限を変更するには、副鍵セクションから副鍵を選択した上:

  • 左にある期限切れボタンをクリックしてください。
  • 日付ダイアログから、新しい有効期限を選択するか、有効期限が必要ない場合、有効期限を設定しないを選択してください。

6.3. 副鍵の破棄

副鍵を失効するには、副鍵セクションから副鍵を選択した上:

副鍵を失効する効果は、即座です。

6.4. 副鍵の削除

副鍵を削除するには、副鍵セクションから副鍵を選択した上: